ニュークラブとクラブの違いは？それぞれの料金や特徴などの違いを解説

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北海道以外の地域で「キャバクラ」と呼ばれている業種を北海道では「ニュークラブ」と呼びます。

反対に、北海道以外の地域では「やや高級なキャバクラ」を「ニュークラブ」と呼びます。

「クラブ」という単語が入っているため「クラブのようなキャバクラ」をイメージする方が多いと思いますがニュークラブとクラブとは全く違います。

そこでこの記事では「ニュークラブとクラブの違い」について解説します。

また、この記事で解説する「ニュークラブ」は、北海道以外の地域で「ニュークラブ」と呼ばれているお店です。

以下の記事では、すすきののニュークラブについて解説してるので、合わせて読んでいただくことで、より理解が深まるかと思います。

関連記事：すすきののニュークラブとは？キャバクラとの違いや時給や仕事内容を解説

ニュークラブとキャバクラは何が違う？

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ニュークラブは「やや高級なキャバクラ」という位置づけで明確な定義はありません。

「内装がキレイ」「高級感がある」「料金がやや高い」「採用基準がやや高い」などの印象はありますが、ニュークラブだからと「接客が違う」「システムが違う」などの違いはありません。

六本木や北新地なんかで「時給」「採用基準」「客単価」が高めのキャバクラは「高級店」と呼ばれていますが、この高級店と呼ばれているお店がニュークラブにあたります。

つまりニュークラブに明確な定義こそありませんが「高級なキャバクラ」とイメージするとわかりやすいかもしれません。

ニュークラブとクラブの違い【お客様の来店方法の違い】

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ニュークラブとクラブでは新規のお客様の来店方法が違います。

＜ニュークラブの来店方法＞

新規のお客様でも席さえ空いていればお店に入れます。

お店によっては案内所を通じてお店に行くこともできます。

＜クラブの来店方法＞

新規のお客様は「ママ」「ホステス」「黒服」「既存のお客様」いずれかに知り合いがいるか、或いは、紹介がないとお店に入ることはできません。

クラブが案内所に掲載されていることはありません。

どの業種でも「お客様の数は多ければ多いほど良い」と考えるのが当たり前ですが、クラブの場合「お客様のプライバシーを守る」という考え方があるため、身元の分かる方の紹介でしかお客様を入れないんですね。

「クラブは客層が良い」といわれる理由はここからきてるんですね。

ニュークラブとクラブの違い【指名制と係制の違い】

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前提としてクラブには「指名」という概念がありません。

＜ニュークラブの指名制＞

気に入ったキャストがいれば指名をすることができますし、他に気に入ったキャストを見つければ指名を変えることもできます。

＜クラブの係制＞

「誰」を通じてお店に来店したか？の「誰」が係になります。

係はお客様の意思に関係なく自動的に決まり、一度、そのお店で係となれば、後から変えることはできません。

また、大阪、京都など関西圏のクラブでは係ではなく「口座」と呼びます。

上記の係制（口座制）は、銀座、北新地のクラブが主流で、他の地域では指名制のクラブも存在します。

ニュークラブとクラブの違い【料金の違い】

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ニュークラブとクラブでは料金システムも違います。

＜ニュークラブの料金＞

セット料金

延長料金

本指名料

場内指名料

同伴料

サービス料

消費税

＜クラブの料金＞

セット料金

オールチャージ

ボーイチャージ

テーブルチャージ

タイムチャージ

ホステスチャージ

サービスチャージ

消費税

ニュークラブはセット60分のお店が多いのに対して、クラブはセット90分のお店が多いです。

また、クラブでは、店舗の運営費、黒服の人件費が、チャージとして発生します。

ニュークラブとクラブの違い【ボトル制の違い】

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ニュークラブでは「ハウスボトル」が用意されているお店が多いのに対して、クラブでは「ハウスボトル」は用意されていません。

そのためクラブではキープボトルやシャンパン、ワインなどを入れる必要があります。

上記の料金の違いを見ても分かる通り、クラブやニュークラブよりもチャージが多く、さらにキープボトル制なので単価が上がりやすくなってます。

「銀座のクラブは座って10万円」とよく言いますがリアルに「座って10万円」ですね。

ニュークラブとクラブの違い【キャスト・ママ・ホステスの違い】

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ニュークラブにはママがいませんがクラブにはママがいます。

そのうえで、ニュークラブのキャストは全員同じ役割ですが、クラブのホステスには役割の違った二通りのホステスがいます。

＜1.売上のホステス＞

上記の係制で解説した係を担当するホステスです。

売上のホステスは自ら接客してお客様を楽しませることもありますが、そもそもの売上のホステスの役割は「お客様がお店に滞在している間、満足できるようにテーブルを管理すること」です。

詳しくは、後ほど解説します。

＜2.ヘルプのホステス＞

係を持たないホステスです。

ヘルプのホステスの役割は、売上のホステスのお客様を接客して「お客様を楽しませる」「同伴をする」ことです。

詳しくは、後ほど説明します。

つまり、ニュークラブのキャストに立場の違いはありませんが、クラブのホステスは「ママ」→「売上のホステス」→「ヘルプのホステス」と立場の違いがあります。

ニュークラブとクラブの違い【接客の違い】

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ニュークラブとクラブでは接客方法も違います。

＜ニュークラブの接客＞

お客様1名に対してキャストが1名で接客をします。

「1.自分の指名のお客様」「2.指名のないお客様」「3.他のキャストの指名のお客様」の三通りの席があり、1と2の席の場合のみ、「連絡先交換」や「営業」ができます。

＜クラブの接客＞

お客様1名に対してホステスが複数名で接客をします。

「1.自分の係のお客様」「2.他の係のお客様」の二通りの席があり、いずれの席でも「連絡先交換」「営業」ができます。

ようはニュークラブは「他のキャストを指名しているお客様と連絡先交換ができない」が、クラブは「どのお客様と連絡先交換をしてもいい」ということです。

「ニュークラブのキャスト」と「クラブのホステス」ではお店から求められるものが若干違ってきます。

ニュークラブとクラブの違い【求められるものの違い】

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＜ニュークラブのキャストが求められるもの＞

指名のないお客様から指名を頂いて、売上、指名本数、同伴回数をより多くすることで女子給率を抑えることが求められます。

＜クラブのホステスが求められるもの＞

売上のホステスはより多くの売上を上げることを求められます。

ヘルプのホステスは売上のホステスのお客様とより多くの同伴をすることを求められます。

ちなみにニュークラブでは自分の指名となれば売上は自分の成績となりますが、クラブでは売上のホステスのお客様と同伴をしても売上は自分ではなく売上のホステスの成績となります。

ニュークラブとクラブの違い【時給制と日給制の違い】

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＜ニュークラブのキャスト＞

時給制のお店がほとんどです。

時給は売上、女子給率、ポイント、指名本数などによって毎月変動します。

＜クラブのホステス＞

日給制のお店が多いです。

売上に応じて日給がスライドするシステムが多いですが、ヘルプのホステスは初めのうちは係のお客様を作りずらいため同伴回数などによって都度見直しをしてもらえます。

ニュークラブとクラブの違い【時給、日給の水準の違い】

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ニュークラブでは「時給10,000円」はよく聞きますが、クラブで同程度の日給はあまり聞きません。

つまりニュークラブとクラブでは、時給、日給の水準が違います。

しかし、クラブは稼げないのか？といったらそういうことではなくて、係制という特性上稼げるようになるまでの時間がかかります。

ニュークラブは高額な時給をもらって頑張り次第では来月にでも「月給100万円」を狙えます。

クラブは長い時間をかけて係のお客様をたくさん作れば5年後には「月給200万円」を稼げます。

ニュークラブとクラブの違い【ノルマの違い】

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＜ニュークラブのノルマ＞

時給査定くらいで毎月固定で発生するノルマはほとんどのお店ではありません。

＜クラブのノルマ＞

日給に応じて毎月同伴ノルマが発生するお店が多いです。

ニュークラブもクラブも入店してから1カ月～2カ月間は「保障期間」というものが設けられており、その期間中は時給査定やノルマが発生することはありません。

ニュークラブとクラブの違い【服装の違い】

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＜ニュークラブの服装＞

ドレス、ワンピースが中心で「ミニドレスのみ」としているニュークラブも増えてきています。

＜クラブの服装＞

ドレス、ワンピース、着物が中心で「ミニはNG」「黒や紺などの暗い色はNG」としているクラブも多いです。

ニュークラブとクラブはどっちが向いてる？

ニュークラブとクラブは同じ夜の仕事でも見ての通り全く違うシステムです。

そのため「何を目的として」「どういった環境を求めているか？」が重要です。

＜ニュークラブに向いてる人＞

・すぐに稼ぎたい

・個人プレーの方が得意

・客層にこだわりはない

＜クラブに向いてる人＞

・長期的に稼ぎたい

・将来は自分でお店を持ちたい

・落ち着いた客層が得意

ニュークラブの料金はどれくらい？

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六本木のニュークラブ（高級キャバクラ）として有名な六本木ファブリックの料金を見てみましょう。

[20：00～21：29／60分]

メインフロア／10,000円

個室　　　　／15,000円

[21：30～21：59／60分]

メインフロア／12,000円

個室　　　　／18,000円

[22：00～ラスト／60分]

メインフロア／15,000円

個室　　　　／20,000円

[延長／30分]

メインフロア／7,000円

個室　　　　／9,500円

[指名料]

3,000円

[同伴料]

4,000円

[サービス料]

30％

[TAX]

10％

客単価の平均は180,000円です。

最近では、六本木、北新地のニュークラブで客単価が10万円を超えるお店が増えてきており、高級クラブの客単価が80,000円～150,000円だということを考えると、高級クラブよりも客単価の高いニュークラブが増えてきているといえます。

これには二つの理由が考えられ、一つ目は「お客様の飲み方の違い」です。

高級クラブのお客様はキープボトルを静かに飲まれるお客様が多いのに対して、客単価の高いニュークラブのお客様はシャンパンやワインを開ける方が多いです。

「ソウメイ」や「エンジェルシャンパン」なんかが流行っていることでもよくわかりますよね。

二つ目は「個室の数」です。

高級クラブでも個室を完備しているお店は多いですが1部屋～2部屋くらいが平均です。

しかし、ニュークラブは個室だけでも10部屋前後完備しているお店も増えてきており、必然的に個室の稼働率が上がれば客単価も上がります。

ニュークラブは厳しい？

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リーズナブルなキャバクラなんかと比較するとニュークラブの方が「厳しい」というよりも「大変」です。

お客様からそれなりの料金を頂いているためどこのニュークラブも「採用基準が高い」です。

高い採用基準を何とかクリアしてやっとの思いで入店しても周りはルックスレベルの高いキャストばかり。

当然、どこかのお店でチヤホヤされていた女性もお店によってはチヤホヤされなくなるかもしれません。

北新地エースなんかは全国からやる気満々のキャストが集まっているためルックスレベルが高いうえに仕事意識もめちゃくちゃ高いキャストばかりです。

そんなキャストに混ざってフリーの席について場内指名をとって営業して…とかなりハードルは高いです。

当然、心が折れるキャストも多く、ニュークラブは定着率が低いお店が多いです。

しかし、こうした高いハードルを越えた先に「他で得ることのできない収入」と「知名度」が得られるわけです。

結論、ニュークラブは稼げるようになるまでのハードルが高いというのが適切なのかもしれません。

ニュークラブとクラブの違いについてわかりましたか？

ニュークラブとクラブは似て非なる業種。

「ニュークラブ」と「クラブ」はそれぞれメリットとデメリットがあるため、働く目的を明確にして選びましょう。

ラウンジタピオカには、全国のニュークラブやクラブを掲載しているため、合わせて見てみてください。

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この記事を書いている人

岩坂慎也（いわさかしんや）

長年、夜の業界にいる経験を活かして、女性の間違いのない夜のお仕事探しのお手伝いをしています！

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